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院長のメモ帖

2018年7月23日 月曜日

ドメインに参加したWindows10で、設定の同期が使えない

 最近、ずいぶん久しぶりに新しいPCを購入して、セットアップしていたら、設定の同期ができないトラブルに巻き込まれました。
 PCをドメインに参加させてドメインユーザーでログオンし、「設定-アカウント-メール&アプリのアカウント」でMicrosoftアカウントを割り当ててから、「設定-アカウント-設定の同期」へ移動するとなぜか、「同期の設定」スイッチがグレイアウトしてONにできません。
 もちろんこのドメインユーザーとMicrosoftアカウントの組み合わせはすでに他のPCで使っていて、問題なく「同期の設定」スイッチをONにできています。

 日本語のWebページでは解決できませんでしたが、こちらのページ に解決法が載っていました。
 なんと、Windows 10 Creators Update(version 1703)からのバグだか仕様変更だからしくて、必要なレジストリー設定が行われなくなってしまうために発生するとのことです。
 具体的には、HKEY_USERS \ .DEFAULT \ Software \ Microsoft \ IdentityCRL \ StoredIdentities 直下に本来ならMicrosoftアカウント情報がキーとして格納されるはずなのに、1703以降ではこの動作が行われないそうです。

 対処法ですが、すでに他のPCで設定の同期がうまくいっている場合は、そのPCから上記のレジストリーをエクスポートして、新しいPCのレジストリーにインポートするだけでうまくいきます。
 既存の同期しているPCがない場合や新しいアカウントの場合は、とりあえずWindows10RTMを仮想マシン等で用意して、そこで設定を同期してからレジストリー情報をゲットして、新しいPCにインポートします。

 私の場合、どちらの方法でもうまくいきましたが、古いWindows10マシンを用意できない場合はどうすればいいんでしょうね。そこはちょっとわかりませんでした。

 しかし、これはバグなのか仕様の変更なのか...
 バグだとしたら1年以上も放置は怠慢すぎるし、仕様の変更なら情報を周知すべきだし...
 マイクロソフトはCEO変わってから、クラウドばっかり目がいっていて、クライアントPCを放置し過ぎだと思う。


投稿者 美濃加茂市のIT獣医師 近藤 博 | 記事URL | コメント(0)