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院長のメモ帖

2017年2月 8日 水曜日

10Giba-BaseTの衝撃

非クラスタのHyperVホスト間で、ローカルディスクを使ってライブマイグレーションすると、ストレージの移動にかなり時間を使います。また、1Giga-BasetTの帯域を使いきってしまうので、ネットワーク全体へのインパクトも大きいです。
以前から10Giga-BaseTへの移行を検討していましたが、最近NICがかなり安くなってきましたので、ついにホストサーバーに10Giga-BaseTのNICを装着することにしました。

購入したのはIntelのX540-T2ですが、Amazonで22,000円!以前の半額です。スイッチもBuaffloの8ポートなら80,000円切っています。少し検討した結果、今回は3つの2ポートNICのみ購入して、3台のサーバーにスイッチレスで直接たすき掛けでつなぐことにしました。これで、Cat6aケーブル3本とNIC3つなので約70,000円の投資です。

設定が面倒かな、と思ってましたが、新しいNICに静的IPアドレスを設定し、HOSTS ファイルを編集するだけで優先的に10Giga使うようになりました。この辺の話はまた改めてアップします。

せっかくなのでiperf.exeでネットワーク速度を調べてみます。
まず、今までの1Giga-BaseT経由ですと

[ ID] Interval       Transfer     Bandwidth
[300]  0.0-10.0 sec  1.11 GBytes   949 Mbits/sec

理論値の95%ですから、優秀は優秀ですね。

続いて新設の10Giga-BaseTポート間では

[ ID] Interval       Transfer     Bandwidth
[424]  0.0-10.0 sec  11.5 GBytes  9.85 Gbits/sec

キッチリ10倍の速度になりました。
体感的にも、今まで10分前後かかっていたVMライブマイグレーションが5分以下で倍ぐらいは速く終わるようになり大満足です。

現在のところホストサーバー間の通信のみ10Giga化ですが、スイッチがもう少し安くなってきたらVMネットワークも10Giga-baseTに移行したいですね。


投稿者 美濃加茂市のIT獣医師 近藤 博 | 記事URL | コメント(0)